こんにちは 浅川です。
今回は、強電と弱電の違いについて投稿したいと思います。
強電とは
電力を消費して動作する機器の動力源として電気を供給すること、ないしその供給に供される経路のことで、特に電力を供給する電線を強電線などともよぶ。建物付帯の設備としての強電線では、素材が同じなら断面積が広いほうが電気抵抗が下がることもあり、一度備え付けられたら曲げなど柔軟性を考慮する必要が無いため、単芯線の硬いケーブルが使われ、更に壁から各々の機器には柔軟ではあるが電力需要に応じたケーブルが使われる。特に大電力を消費する機器では、キャブタイヤケーブルなど特別頑丈なケーブルが選択される。
今日電力は文明のあるほとんどの地域で便利な動力源として照明・冷暖房からモーターを動かすことによる運動を利用する機器など、様々な形で利用されており、それらの利便性を提供する機器に電力を供給することが、強電の範疇である。ちなみに、通信や各種機器制御用の電気信号を伝える経路が弱電の範疇である。
弱電とは
動力としての電気(電力)を供給する強電の対義語で、主に電気的な信号を伝えたり、あるいはその電気信号で何らかの機器を制御することなどを指し、設備では電線のうち動力としての電力を供給するものを強電線、信号を伝えるためのものを弱電線として扱う。
こういった分野の最も原初的なものは、館内放送などとしてのPublic Address(PA: 公衆伝達)設備に係わる音響インピーダンスの高いハイインピーダンススピーカーと放送設備本体、そしてそれらを接続する電線である。こういった設備は施設の利便性を上げる機能を担っている。また電話など通信のための経路も古くからある弱電設備である。
今日の弱電では、前述の放送・電信電話設備以外に火災報知機関連や照明制御・空気調和制御関連、機械警備のための各種保安機器に類するものが挙げられ、また施設によっては建物付帯の映像機器に絡むものなど多岐に渡る。更にインテリジェントビルに見られるようなコンピュータネットワークへの対応も弱電の範疇で扱われる。
以上強電と弱電の違いでした。